はじめまして。TOP3%歯科医院CLUBの山本と申します。
もう耳にタコができるくらい言われていることですが、
相変わらず、歯科業界の現状は芳しくありません。
歯科医院の数は年々増え続け、今では約7万4,000件も存在しています。
「これ以上に店舗数を増やしてどうするのだろう」と思ってしまう
コンビニ業界の約4万3,000件とくらべても過剰であるといわざる得ません。
歯科医師数・歯科診療所数が増え続ける一方、患者数は逓減し、
歯科医療費は伸び悩んでいます。
その結果として、1歯科診療所当たりの医療費や、
1歯科医師当たりの医療費は減少を続けています。
そして、この傾向は今後も続いていくことが予想され、
益々、歯科医院の経営環境は厳しさを増すものと考えられます。
歯科医院の先生方にお話を伺いますと、
この厳しさを増す経営環境をそれほど深刻に考えていないケースや、
そのことに気付いていても厳しさを増す経営環境に
どのように対処したらいいのか判らずにいらっしゃるケースが多いように思います。
しかし、その間にも事態は益々深刻になっていっています。
毎年、約2200〜2600件の歯科診療所の新規開設がある一方、
年によりバラツキはあるものの約1200〜1700の歯科診療所が廃止をしています。
また、このような問題が語られるときに
歯科医師を擁護するような発言が多くみられ、保険診療制度の兼ね合いで
「競争すると歯科医療の質が落ちてしまう危険性がある」と提起されることがありますが、
保険診療に関しては保険で収入を得ているわけですから
そこを懸念する必要性を考える事はなくても良いでしょう。
それよりも、もしかしたら歯科医師と言われる人々の
意識に問題があるのかもしれません。
もちろん全ての歯科医師の方が、
そのような意識でいるとは考えていませんが、
業界として捉えたときそう言わざるを得ません。
ですが、ご安心ください。
なぜなら、歯科業界の需要と供給のバランスが崩壊した今こそ、
歯科医師として環境に適合できるマインドと力を身に着けることができれば、
歯科業界の中で生き残っていくことはもちろんのこと、
歯科経営の成功者の仲間入りを果たすことができるのです。
つまり本当にちょっとしたことを意識的に行っていくだけで、
患者様にとって、
他のクリニックとは別格の存在として認識されることができるのです。