これは、医院経営の効率化を極限まで求めた
男の生の記録です。
まずはその目でご覧下さい。
今からお話するのは、医院形態、業務内容を最適化して、
全ての行動を理に則った仕様に改革することで医院の売上をUPさせる方法です。
はじめまして、こんにちは。
歯科医療総研の山本と申します。
2018年10月中旬。
私は羽田空港から飛行機に乗り大阪市阿倍野区に訪れていました。
その目的は、ドクター1人体制で年商2億円、自費率70%という数字を残している大阪市阿倍野区の
こまつ歯科医院の院長を務める小松啓之先生に会う為です。
私は歯科医療総研発足から多くの歯科医院様と接してきた中で、
年商2億円を超える歯科医院様も多く目にしてきましたが、Dr1人でというのは初めてでした。
その為「どんな凄い話を聞けるのだろうか」と前日から楽しみにしていたのですが、正直に申し上げますと、
小松先生とお話した最初の3分でその期待を裏切られた気持ちになりました。
話を聞けば、彼の開業する地域では、大阪市の生活保護受給者が18人に1人対して、4人に1人と25%もの区民が
生活保護を受けている状況との事です。
ですので、当然ながら来院される患者様の多くは経済的に余裕がなく、自費治療を受けることは不可能に近く、
自費率70%など決して残せるハズがありません。
さらに、彼は医院に歯科衛生士がいないと言います。
歯科医院の中心は実際に治療にあたる歯科医師です。
しかし、歯科医師のサポートをしてくれる衛生士がいなければ、医院を回すことは到底不可能です。
それにも関わらず、こまつ歯科医院には歯科衛生士がいないのですから、
このような体制で年商2億円を生み出すというのは無理にも程があるでしょう。
ですので、大変失礼ではありますが、この話を聞いた時点で私は、小松先生がドクター1人で年商2億円、
自費率70%の数字を残しているということに対して疑念しか抱けなかったのです。
しかし、小松先生の話が進むにつれて、私の中にあった疑問はすっかり解決して、衛生士がいなくても、
ドクター1人で年商2億円を生み出す経営手法が明らかになったのです。
その手法の軸となるのは次の2つです。
1.ゴール(目標年商)から1時間あたりに診る患者数を逆算していく
2.診療時におけるドクターの5分の使い方を工夫する
昨今、歯科業界では1日の患者数を増やすことが売上UPに繋がるという考え方も目立っていますが、
小松先生は真逆の考え方を持っており…
「闇雲に患者数を増やすことは医院体制の崩壊に繋がる」と考えています。
例えば、スタッフ数が十分でないにも関わらず、急に患者数が増えてしまうと、ドクターの疲労はもちろんのこと、
スタッフの仕事にも影響します。
それを理由で離職が起こってしまっては、せっかく患者様が増えても、
医院が組織として機能しなくなり売上UPどころではありません。
そこで彼は、自身が目標として掲げていた年商2億円を達成する為に必要や1日の患者数の逆算、
そして、保険治療と自費治療の適正値を算出する計算式を生み出しました。
この計算式は実に緻密で、目標売上を達成する為に必要な1日の患者数やユニット、
スタッフの数が算出されるようになっており、この計算式を使うことで彼はユニット4台、スタッフ4人、
ドクター1人と、どこにでもある歯科医院の規模でありながら、年商2億円を見事に達成しました。
これは実に見事ではありますが、なぜ小松先生の医院では衛生士がいないのか、
そして、どうしてその環境下で医院が回るのかの疑問は残ったままです。
その部分を彼に尋ねると、次のように語ってくれました。
「誤解がないように前置きすると、私は決して衛生士の存在がなくて良いと思っているわけではありません。
彼女たちは医院を円滑に回してくれる重要な人材です。
ただ、私は自分で出来ることは自分でしたい性格だった為に、衛生士の仕事も自分で行っているだけです。
一見、それは難しいように思えますが実は歯科医師が5分の使い方を変えるだけで、それは実現してします。」
彼は、患者様の印象が出来る間に、隣の患者様の麻酔を打つなど、自身の行動を5分単位で刻み、
治療手順の全てにおいて無駄を省いていたのです。
だから、小松先生はドクターとしての仕事だけでなく、衛生士の仕事も見事に両立させることが出来ているのです。
しかし、衛生士不在の医院体制は歯科業界においてイレギュラーですので、
院長先生がここを参考にする必要はないでしょう。
ただ、小松先生が行っている『5分の使い方』は是非参考にして頂きたいと思います。
その理由は、院長が時間を大切にして動くことによって、周りのスタッフが「院長が動いているのだから…」と
迅速かつ能率的に動いてくれるようになるからです。
歯科医院に限らず、どの組織でもそうですが、トップのポジションに立つ人物が行動で示せば、
下は黙って付いてきてくれます。
事実、小松先生の歯科医院では、多くの医院が意識的に行っているようなスタッフ教育を行わずとも、
仕事に対して真摯に向き合ってくれるスタッフが勢揃いしています。
また、無駄なくテキパキと動くドクターとスタッフの姿は、どんな言葉よりも患者様の信頼を勝ち取る特効薬
ともなり、特別なことをせずとも、患者様の医院に対する評価は右肩上がりとなっていくのです。
さて、ここまでお手紙を読んで頂ければ、小松先生が地域性のハンディを苦ともせず、
なおかつ衛生士不在でありならもDr1人体制且つ、年商2億円を達成した方法がお分かり頂けたと思います。
正直、衛生士不在という点においては、院長先生の欲する情報ではないと思いますが、
目標値から逆算する医院モデルケースの算出や5分の使い方を変えることで
院内を能率的に回しスタッフを育てる方法は、貴医院にとって多大なメリットを生み出してくれることでしょう。
そこで今回、小松先生にお願いをして…
などなど、彼が日々の仕事で大切にしている時間の使い方に加えて、院長先生の目標売上を達成する為の
理想のモデルケースを明確化する計算式と、その使い方について語って頂き、その全てを収録したDVDを
ご用意致しました。
このDVDでは、小松先生がDr1人で年商2億円を生み出した実績を元に、彼が医院経営についてどのように考え、
動いているのかを惜しみなく公開して頂くだけでなく…
昨今、多くの院長先生が頭を悩ませている「売上はあるけど、手元に残るお金が少ない」という問題を解決すべく、
医院の利益率を高めていく為の手法についても語って頂く贅沢な内容となっています。
地域性に左右されず、自費率70%、年商2億円をたった1人のドクターで生み出す手法と
医院を円滑に回す時間の使い方が収録されているDVDですので、是非、多くの先生に見て頂きたいと思います。
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